DIコンテナをKoinからDagger Hiltに変更しました。その際のTipsを書き残しておきます。

引数ありのViewModelをFragmentへInjectする

• 注入されるFragmentに@AndroidEntryPointのアノテーションを付与する。
  これにより、注入されるFragmentを指定することができます。
  
  あとはandroidxのFragment拡張を使用してby viewModels<>()で受け取りましょう。

  // MainFragment.kt
  @AndroidEntryPoint
  class MainFragment : Fragment() {
  private val viewModel by viewModels<MainViewModel>()
  }
  

• 注入したいViewModelに@ViewModelInject constructor()を付与する。
  
  これにより注入したいViewModelをオブジェクトグラフに登録することができます。

  // MainViewModel.kt
  class MainViewModel @ViewModelInject constructor(
  private val repository: Repository
  ) : ViewModel {
  ...
  }
  

• FragmentやViewModelを継承していない、自作のクラスは通常のDagger通り@Inject constructor()の付与でオブジェクトグラフに登録します。

  // Repository.kt
  class Repository @Inject constructor() {
  ...
  }
  

• 最後に忘れがちですが、Fragmentを描画しているActivityにも@AndroidEntryPointを付与してあげてください。

  // MainActivity.kt
  @AndroidEntryPoint
  class MainActivity : Activity() {
  ...
  }
  

以上がFragmentに引数ありのViewModelを注入する一連の手順となります。
通常のDaggerと違い、ViewModel内にFactoryを書いたり、Moduleに@ContributesAndroidInjectorを用いてゴニョゴニョする必要がなくなっており、
簡潔に書くことができると思います。

RoomDatabaseのオブジェクトグラフへの登録

• RoomDatabaseをオブジェクトグラフに登録するためにModuleを作成します。

  @Module
  @InstallIn(SingletonComponent::class)
  object MyDatabaseModule {
  @Provides
  @Singleton
  fun provideDatabase(application: Application): MySongDatabase {
      return Room.databaseBuilder(application, MyDatabase::class.java, "database-name")
          .build()
  }
  
  @Provides
  @Singleton
  fun provideMyDatabaseDao(database: MyDatabase): MyDatabaseDao {
      return database.myDatabaseDao()
  }
  }
  

こんな感じになります。Dagger Hiltではモジュールの宣言時に@InstallInアノテーションをつける必要があります。

@InstallIn(コンポーネント名)を指定することで、各モジュールが使用されるまたはインストールされるコンポーネントを指定します。

ex) Fragmentに注入したい場合: @IntallIn(FragmentComponent::class)

今回はSingletonなRepositoryに注入したいので@InstallIn(SingletonComponent::class)を付与しています。

ぜひ実際の使用例も見ていただけると幸いです。

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